「 投稿者アーカイブ：staff 」 一覧

『銭形平次捕物控』　野村胡堂/著 ドラマや舞台などの時代劇で有名な作品でご存じな方も多いはず。 神田明神下に住む岡っ引きの平次が子分の八五郎とともに、卓越した推理力と、寛永通宝を投げる技を武器にして、 ...

『夢十夜』　夏目漱石/著 「こんな夢を見た」から始まる、十の夢のはなし。 どれも夢の中のできごとで、どうにも落ち着かない雰囲気が、かえってその夢のオチを見届なければならぬという、軽い焦燥感に駆られてき ...

『小さき者へ』　有島武郎/著 幼くして母親を喪ってしまった子供たちへ向けて綴る、深い愛情が込められた手記に近い小説です。 この小説は、一木けい/著の『1ミリの後悔もない、はずがない』（新潮社）という本 ...

  『きみの存在を意識する』    梨屋 アリエ/著　ポプラ社 各章ごとに語り手が変わる連作の短編集です。 同じ中学校に通う２年生たち。 石崎ひすいは本を読むのが苦手で、たった１冊読むのに３ ...

『後光殺人事件』　小栗虫太郎/著 日本三大奇書の一つと言われる『黒死館殺人事件』でも登場する法水麟太郎が探偵役として初めて登場した作品です。 寺の住職が正座のまま両手に数珠をかけ合掌した姿で堂宇で亡く ...

『桃太郎』　芥川龍之介/著 あの有名な昔話の桃太郎を知らないひとはいないと思います。 では、その桃太郎が入っていた桃はどこから来たのか知っていますか？ 「どんぶらこと流れてきました」は、どこから流れて ...

『銀河鉄道の夜』　宮沢 賢治/著 「銀河鉄道の夜」に出てくる鉄道はどんな形を想像しますか？ なんとなく蒸気機関車（SL）を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ところが注意深く読んでいくと、文章の ...

『山浦清麿』　吉川英治/著 山浦環源清麿は、1990年に隆 慶一郎著作の『鬼麿斬人剣』で、主人公の師匠として描き、一躍人気となった実在の刀鍛冶です。 吉川英治は、この刀匠を初めて題材に取り上げた作家で ...

『ラプンツェル』　グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール/著　グリム ヴィルヘルム・カール/著 ディズニーの映画でも有名なラプンツェルの物語。アニメを見たことがある方も多いかと思いますが、ディズニー ...

『皮膚と心』　太宰治/著 この作品はいわゆる「太宰の女性語り小説」で、主人公の女性が、肌に出た謎の吹き出物に絶望して思い悩む話です。 と言っても暗い読後感ではないのでご安心ください。 「人間失格」のイ ...