『恋とポテトと夏休み』 神戸 遙真/著 講談社
受験に失敗し、絶望的な気持ちで高校生活がスタートした優芽（ゆめ）は、ろくに友達も出来ず、何の予定もないまま夏休みに突入。
自己嫌悪でいっぱいの帰り道、行きたかった高校で演劇部の部長をしていた憧れの先輩を見かけます。思わずあとをつけてしまった優芽は、いつのまにか全国チェーンのハンバーガーショップ“Ｅバーガー”の裏口にたどりつきました。そこでアルバイトの面接に来たと勘違いされ、なぜかそのまま採用されてしまうことに！
右も左も分からない優芽でしたが、同じ高校に通う源くんに厳しくも丁寧に教わるうち、どんどんＥバーガーや、バイト仲間、働くことが好きになっていきます。ところがお母さんに内緒でバイトしていたのがバレて、すぐに辞めなさいと言われてしまい…
変わりたいと思う優芽の成長が目覚ましい本作、実は１巻目です。「恋とポテトと文化祭」「恋とポテトとクリスマス」と続き、バイトに恋にどんどん楽しく、きゅんきゅんする展開になっていきます。しかも舞台が千葉なので、「千葉中央」「西千葉」「幕張」などなじみ深い地名が出てきてリアルです。ぜひ読んでみてください！