『みかん好き？』
魚住 直子/著 講談社
新着図書の中から今回紹介するのは『みかん、好き？』です。
拓海は虫が苦手な高校１年生。おじいさんがみかんを育てていますが虫が気持ち悪くて手伝うこともしません。
ところがある日、ひなたという中学生ぐらいの女の子が、みかん畑に現れます。とにかくみかんが大好きなひなたは、今まで食べた中で一番おいしかった拓海のおじいさんのみかんに感動して、わざわざ東京から瀬戸内海の島までやってきたというのです。しかも旅行者ではなく、みかんのために島の高校を受験して拓海と同じ学校の生徒になっていたのでした。ひなたとおじいさんはどんどん仲良くなり、ひなたはみかん栽培の手伝いをさせてもらえることになります。ところが、おじいさんが 「ひなたとふたりだけだとちょっと恥ずかしい」 というので孫の拓海もつきあわされることになってしまいます。
さらにそこに、中学の頃もほとんど話をしたことがない、ちょっとつまはじきにされているような怖めの柴君も加わることになり…。
まったくタイプの違う３人がミカン畑を通して、いろいろ考えて成長していく爽やかなお話です。
10月から12月のYA向け新刊はこちら
- 『スベらない同盟』 にかいどう 青/著 講談社
- 『みかん、好き？』 魚住 直子/著 講談社
- 『鎌ヤングちゃんが行く！総集編』 鎌ケ谷市立図書館/編 鎌ケ谷市立図書館
- 『キャプテンマークと銭湯と』 佐藤 いつ子/作 KADOKAWA
- 『ぼくにだけ見えるジェシカ』 アンドリュー ノリス/作 橋本 恵/訳 徳間書店
- 『天使のにもつ』 いとう みく/著 童心社
- 『南河国物語』 濱野 京子/作 静山社
- 『いじめ 心の中がのぞけたら ７』 本山 理咲/著 朝日学生新聞社
- 『折れない心を育てるいのちの授業』 小澤 竹俊/著 KADOKAWA
- 『部長会議はじまります』 吉野 万理子/作 朝日学生新聞社
- 『そば打ち甲子園！』 そば打ち研究部/著 学研プラス
- 『秘密をもてないわたし』 ペニー ジョエルソン/著 河井 直子/訳 KADOKAWA
- 『18歳選挙世代は日本を変えるか』 原田 曜平/著 ポプラ社
- 『アドリブ』 佐藤 まどか/著 あすなろ書房
- 『十四歳日和』 水野 瑠見/著 講談社
- 『アンチ』 ヨナタン ヤヴィン/作 鴨志田 聡子/訳 岩波書店
- 『世界のはての少年』 ジェラルディン マコックラン/著 杉田 七重/訳 東京創元社
- 『ゼノビア』 モーテン デュアー/文 ラース ホーネマン/絵 荒木 美弥子/訳 サウザンブックス社
- 『五つのパン』 カレル チャペック/作 小野 裕康./訳 ヨシタケ シンスケ/絵 理論社
- 『マイク』 アンドリュー ノリス/著 最所 篤子/訳 小学館
- 『14歳からの数学』 佐治 晴夫/著 春秋社
- 『境い目なしの世界』 角野 栄子/著 理論社
- 『飛ぶための百歩』 ジュゼッペ フェスタ/作 杉本 あり/訳 まめふく/イラスト 岩崎書店
- 『BOOKMARK』 金原 瑞人/編 CCCメディアハウス