『ふくろの なかには なにがある?』 ポール・ガルドン/再話・絵 こだま ともこ/訳 ほるぷ出版
(今月のテーマ展示(世界を旅しよう『チェコ・スロバキア・オーストリア・ハンガリー』)より)
あるひ キツネは まるまるとふとったハチをつかまえました。
キツネはハチをふくろにいれて てってこてってこ あるいていき、いっけんのいえにたどりつきました。そしてキツネは、そのいえのおばさんに ともだちのうちにいくから ふくろをあずかってほしいとおねがいしました。「けど、おいらのふくろのなかをぜったいのぞくなよ!」とつけくわえて。
ところが、キツネがでかけていったとたん おばさんはふくろのなかをのぞいてしまったのです!ふくろのなかからハチがとびだし、そのハチをおばさんのニワトリがぱっくりとたべてしまいました。
もどってきたキツネはどうしたでしょう。なんと、ハチのかわりにニワトリをふくろにいれてもっていってしまいました。それからきつねは、つぎからつぎと いえをたずねあるいては おなじおねがいをしていったのですが…。
さあ、さいごのいえにたどりついたとき ふくろのなかには なにがはいっているのかな?ハラハラドキドキするおはなしですよ。おたのしみに!