『秋』 かこ さとし/ぶん・え 講談社
(平和展示より)
このえほんは『からすのパンやさん』でしられている かこさとしさんが
なくなってから げんこうが みつかって 本(ほん)になった おはなしです。
「秋(あき)は私(わたし)のいちばん好(す)きな季節(きせつ)です。」
と、かかれ、そして あきがすきなりゆうを たくさん おしえてくれます。
「ところが、そのすてきな秋(あき)を、
とてもきらいになったときがありました。」
とつづき、きらいになったりゆうが えがかれます。それはかこさんがたいけんした せんそうのおはなしでした。
だいすきな あきが とてもきらいになるほどの つらくかなしいたいけんです。
「ああ、こんな戦争(せんそう)なんか一日(いちにち)もはやく終(お)わったほうがいい。」
かこさんの へいわへの せつなるねがいが むねをうちます。