中学生の読書感想文ですぐ読める本7選|短時間で読み切れて書く軸も決まる!

本棚から本を取り出す女性の手元
読書感想文

読書感想文の宿題は、読む時間よりも「どの本にするか」でつまずきやすいです。

特に中学生は部活や塾で忙しく、長編を選ぶと読み切れずに焦ります。

そこで、短時間で読めるのに感想が書きやすい本を厳選し、選び方と書き方も一緒に整理しました。

読み終えた直後の気持ちを逃さず文章にできるよう、手順も具体的にまとめます。

中学生の読書感想文ですぐ読める本7選

本棚に並べられた大量の本

短編や薄めの本は、読了までのハードルが低く、感想文の着手が早くなります。

下の7冊はテーマが明確で、心が動いた点を言語化しやすい作品を中心に選びました。

走れメロス

友情と約束という主題がはっきりしているので、感想の焦点が定まりやすいです。

主人公の迷いと決意の揺れが多く、気持ちの変化を追うだけで文章になります。

自分の経験に引き寄せて「信じるとは何か」を書くと深みが出ます。

作品名 走れメロス
著者 太宰治
形式 短編
読了目安 30〜60分
主なテーマ 友情・信頼
感想文の書き所 迷いと約束

注文の多い料理店

不思議な展開で読み進めやすく、結末の意外性も感想にしやすいです。

登場人物の油断や恐怖の場面が分かりやすく、場面ごとの感情を書けます。

読み終えた後に残る違和感を言葉にすると、独自の感想になりやすいです。

作品名 注文の多い料理店
著者 宮沢賢治
形式 短編
読了目安 20〜40分
主なテーマ 油断・教訓
感想文の書き所 怖さの理由

よだかの星

自己否定から始まり、最後に価値が変わる流れが強く心に残ります。

短いのに象徴が多く、読み返すほど感想の切り口が増えます。

「言葉で傷つくこと」や「居場所」など自分の体験につなげやすいです。

作品名 よだかの星
著者 宮沢賢治
形式 短編
読了目安 20〜40分
主なテーマ 自己肯定
感想文の書き所 名前の痛み

山椒魚

閉じ込められた存在の視点がユニークで、短くても考えさせられます。

皮肉や虚しさが残るので、読後のモヤモヤ自体を感想として書けます。

自分ならどうするかを考えるだけで、主張のある文章になります。

作品名 山椒魚
著者 井伏鱒二
形式 短編
読了目安 20〜40分
主なテーマ 孤独・停滞
感想文の書き所 自分なら

羅生門

善悪が揺れる場面が中心で、論点が一本にまとまりやすいです。

下人の決断が強烈なので、賛成か反対かを決めるだけで骨格ができます。

結論を急がず、迷う理由を丁寧に書くと読み応えが出ます。

作品名 羅生門
著者 芥川龍之介
形式 短編
読了目安 20〜40分
主なテーマ 倫理・選択
感想文の書き所 決断の是非

ごんぎつね

短い物語でも感情の起伏が大きく、心が動いた理由を書きやすいです。

誤解が解けないまま進むので、後悔やすれ違いを自分の生活に重ねられます。

ラストの余韻を言語化すると、感想文が自然に締まります。

作品名 ごんぎつね
著者 新美南吉
形式 短編
読了目安 15〜30分
主なテーマ 後悔・誤解
感想文の書き所 言えない気持ち

星の王子さま

物語は読みやすいのに、考えるテーマが多く、感想が広がります。

大人になるほど見えなくなるものを扱うので、自分の価値観を書けます。

印象に残った言葉を軸に、変化した考えをまとめると強い文章になります。

作品名 星の王子さま
著者 サン=テグジュペリ
形式 物語
読了目安 2〜3時間
主なテーマ 大切なもの
感想文の書き所 言葉の意味

読書感想文向けの本を決める基準

積まれた本の上から本を取る手

すぐ読める本でも、感想が出にくい題材を選ぶと文章が止まります。

時間と書きやすさの両方を満たす基準を先に作ると、選ぶのが早くなります。

読み切れる長さ

まずは読了までの見通しが立つことが最優先です。

ページ数よりも、場面転換の少なさや短編集かどうかを見ると外しにくいです。

  • 短編
  • 登場人物が少ない
  • 場面が少ない
  • 章が短い
  • 会話が多い

書きたい気持ち

面白かったかどうかより、どこで心が動いたかが大事です。

怒りや悲しさなど強い感情が出た本は、それだけで感想の材料になります。

テーマの近さ

自分の生活に引き寄せられるテーマほど、具体例が書けます。

家族や友達、学校、将来など身近な話題に接続できるかを考えます。

選びの早見表

迷ったら、今の自分の状況に合う軸を一つ決めてから選びます。

一度軸が決まると、読むスピードも感想のまとまりも上がりやすいです。

状況 時間がない
合う形式 短編
狙い 読了を先に取る
状況 何を書けばいいか不安
合う形式 テーマが明確
狙い 論点を一本化

読み切るための段取り

ページがめくられている開いた本

読む時間が短くても、途中で止まると内容が薄く感じてしまいます。

読書の前に段取りを作っておくと、一気に読めて感想も残りやすいです。

読む時間を確保する

最初に読む時間帯を決めると、迷いが消えて着手が早くなります。

まとまった時間が無理なら、短い時間を2回に分けるのが現実的です。

  • 帰宅後30分
  • 寝る前20分
  • 休日の午前
  • スマホを別室
  • 読了目標を決める

付箋メモ

感想文は、読みながら集めた材料の量で楽になります。

心が動いた場面だけに印を付けると、あとで探さずに済みます。

読み方のミニ手順表

読むときの動きを決めておくと、短時間でも内容が頭に残ります。

同じ手順で読むと、感想の型も自然に作りやすいです。

やること 冒頭で人物と状況を押さえる
狙い 迷子を防ぐ
やること 心が動いた箇所に印
狙い 材料を集める
やること ラスト直後に一言メモ
狙い 感情を逃さない

感想文を形にするコツ

机の上の観葉植物と積み重ねられた本

感想文は、上手い表現よりも筋が通っていることが評価されやすいです。

型に沿って書くと、文字数が足りない不安も減り、内容も深くなります。

書き出し

最初は結論を大きく言い切ると読み手が入りやすいです。

読んだ前と後で自分の考えがどう変わったかを一文で置くと強いです。

あらすじの扱い

あらすじは長く書かず、感想につながる部分だけに絞ります。

出来事の説明より、なぜその場面が重要かを添えると感想文になります。

自分の経験

感想の中心は、自分の体験や価値観との接続です。

似た出来事を一つ選び、そこから何を学んだかまで書くと深く見えます。

段落構成の目安

段落の役割を決めると、途中で話が飛びにくくなります。

下の形に当てはめるだけで、短い本でも内容が厚くできます。

段落 書き出し
役割 結論と第一印象
段落 印象的な場面
役割 理由と感情
段落 自分の経験
役割 重ねて考える
段落 学び
役割 今後にどう使うか

評価につながる視点

積まれた本の上から本を取る手

同じ本でも、どこを見るかで感想文の質が変わります。

先生が読みやすいのは、場面と理由がセットで語られている文章です。

心が動いた場面

心が動いた場面は、感想の核になります。

場面を一つに絞り、その時の自分の気持ちを丁寧に言葉にします。

  • 驚いた
  • 腹が立った
  • 悲しくなった
  • 怖くなった
  • うれしくなった

言葉の引用

印象に残った一文を取り上げると、感想が具体的になります。

その言葉が自分に刺さった理由を、自分の経験に結びつけて書きます。

反対の意見

登場人物の行動に賛成できない部分を書くと、考えた跡が見えます。

ただ否定せず、なぜそう思うかと別の選択肢まで書くと説得力が出ます。

最後に押さえたい要点

本が整然と並ぶ明るい図書館の棚

中学生の読書感想文は、すぐ読める本を選ぶだけで半分は終わります。

次に大事なのは、心が動いた場面を一つ決め、その理由を自分の言葉で説明することです。

読みながら印を付け、読後すぐに一言メモを残すと、材料不足で止まりにくくなります。

段落の役割を決めて書けば、短い本でも内容の厚い感想文になります。