『ぼくたちのＰ（パラダイス）』 にしがき ようこ/作 小学館
中学２年生の雄太は夏休みの一週間、大学の研究室に勤めているおじさんと別荘へ行くことになりました。別荘と聞いて雄太は高原にある別荘を想像しましたが、実際はきつい山登りをしてたどり着く山の避難小屋のことでした。
転校を何度もしたり、カミナリが苦手なことを周りに知られてたくなくて人になじめない雄太でしたが、山ではおじさんの研究室にいる５人の大学生と山の自然を守る仕事を行います。人力で材木を運んだり、寝袋で寝たり、大学生たちに仲間として受け入れてもらった雄太は充実した日々を過ごします。
雄太と大学生たちとのやりとりも楽しく、読み終わった後はあたかも山に登ったようなさわやかな気持ちになれますよ。