YAおすすめ図書 お知らせ

YAおすすめ今月の1冊【6月】

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『死体が教えてくれたこと』    上野 正彦/著 河出書房新社

ドラマや映画、小説などで刑事が活躍するお話をみたり、読んだりすることはありませんか?
どんな難事件でも、仲間とともに犯罪を暴いていく様は痛快です。
近年では事件を解決するのは刑事だけにとどまらず、科捜研が活躍したり検事が謎をといたり様々なお話があって読者としては楽しい限りです。

昨年放送され話題となった「アンナチュラル」というドラマは、法医解剖医のヒロインがご遺体を解剖して不審な死の謎を解いていく物語でした。
物語が面白いとその職業にもがぜん興味がわいてきます。このドラマをみて「法医解剖医ってどんな仕事だろう?」と思った方もいるのではないでしょうか。

『死体が教えてくれたこと』は、長年監察医として勤務され、2万体以上のご遺体をみてきた上野 正彦さんの著書です。
監察医とは一見犯罪性はないものの、死因のはっきりしないご遺体を解剖し、死因を解明する仕事です。
日本には監察医制度があり監察医務院がありますが、それは東京・名古屋・大阪・神戸のたった4か所です。しかも法医学の教授がいない場所では何科の医者が死亡診断書を書いてもよいことになっています。このような状況ではもしかすると、死に不審な点があってもそれが気づかれないかもしれません。
この本には上野さんが監察医として向き合ってきた事件・ご遺体に関するお話も載っていますが、上野さんが監察医という仕事を志した理由や、たくさんの死と向き合ってきたからこそ分かる命の尊さが書かれています。
監察医という仕事に興味がある人にはもちろんですが、生きている人間を診る医師に関心がある人何かに思い悩んでいる人にも、ぜひ読んでほしい1冊です。

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