『誰かが嘘をついている』
カレン ・M・マクマナス/著 服部 京子/訳 岡野 賢介/装画 アルビレオ/装幀 東京創元社
放課後の理科室に集められたのは、授業中に携帯電話を持ち込んだ罰で作文を書かされることになった5人の高校生たち。しかしそのうちの1人・サイモンが突然苦しみだし、病院に搬送されたあと亡くなってしまいます。検死の結果、警察は事件性ありと判断します。サイモンは学校の生徒たちのゴシップを暴くアプリを運営していて、現場に居合わせた4人全員が絶対に知られたくない秘密を握られていたことがわかります。
警察、学校、街中の人から疑われ、マスコミに追いまわされてそれまでの生活が一変してしまった4人は真相を究明するため結束することに…
果たしてサイモンを殺した犯人は、そして嘘をついているのは誰!?
ミステリー小説でありながら、主役4人の悩みや恋愛、友情も描かれ青春小説としても楽しめます。読み始めたら止まらない1冊ですよ!