『中国のむかしばなし こんや、妖怪がやってくる』 君島 久子/文 小野 かおる/絵 岩波書店
(「今月のテーマ 中国」より)
むかしむかし、あるむらに おそろしい ようかいがいました。
そのようかいは するどいきばで うまでもうしでも なんでもたべてしまうので
むらのひとはみんな おびえていました。
そのむらのはずれに ひとりでくらしている おばあさんがいました。
あるばん ようかいは おばあさんのところにくると
「あしたは おまえをくいにくる」 といったのです。
あさになって おばあさんがたすけをもとめて ないていると
たまごと ぞうきんと かえると こんぼうと ひばさみと うしのふんと
おもたいいしのローラーが たすけてくれることになりました。
はたして どんなほうほうで たすけてくれるのでしょうか。