「地区の歴史と文化財⑦―初富―〈後期〉～初富の歴史と民俗を伝える文化財：初富開墾１５０周年記念～」
郷土資料館では、市内７地区の歴史と文化財を紹介するシリーズの最終回として、市中央部の台地上に位置する初富地区（初富・北初富・南初富・東初富・初富本町・中央・右京塚(うきようづか)・富岡・くぬぎ山・新鎌ケ谷などが相当）を取り上げます。
後期は、初富の歴史と民俗を知ることができる文化財の数々を展示します。主な展示内容は次の通りです。
①初富の近・現代史を語る歴史資料
- 「初富」の地名がはじめて知るされた明治２年(1869)９月の「開墾地移住民埋葬につき願書(がんしょ)」など、主として、明治時代に作成された古文書(こもんじょ)などを中心に展示します。
②伝承された民俗文化財
- 近年までくぬぎ山地区で行われていた野馬観音(のまかんのん)講など、明治～昭和にかけての時代に初富で盛んだったいろいろな講で使用された掛け軸や道具などを展示します。
③昔の初富フォトグラフ
- 主として、昭和期に撮影された初富の景観・行事の写真パネルを展示します。
今年で開闢(かいびゃく)１５０周年をむかえる開墾地初富。小金中野牧（こがねなかのまき）から麗(うるわ)しい畑地へ、そして住宅地へと変貌をどける中、現在まで伝わった貴重な文化財をご覧になりながら、歴史へ想いを馳せていただければ幸いです。
会期は３月16日(土)～５月26日(日)。月曜日と３月21日(木)、４月30日(火)～５月５日(日)は閉館。会場は資料館２階展示室、入場料は無料です。３月23日（土）、４月10日(水）・21日(日)、５月７日(火)・17日(金)の午後１時半～２時半には、学芸員によるギャラリー・トークを行います。